2018年〜2019年、ご一緒させて頂いた思い出深い企業が、
「ピークス株式会社」様です。
本屋さんの雑誌コーナーを訪れれば、ピークス株式会社のグループ会社である、
株式会社枻出版社さんの書籍が目に入らない人はほぼいないと思います。
そのくらい、バラエティーに富んだ暮らしに寄り添うコンテンツを創られてきた会社を
母体に持つ、ピークス株式会社さんが新たな一歩を踏み出す第二創業期にご一緒する機会を頂きました。
電子書籍の誕生、ウェブメディアの進化は、人の意識やライフスタイルを徐々に変化させ、
出版業界における既存のビジネスモデルや腕の立つ職人たちを横目に、
容赦なく不可逆に進んでいきます。
新しい一歩を講じなければならない、ピークス株式会社さんは、
枻出版社さんの子会社として、そんな新しい時代に向けてチャレンジするというミッションを背負っていました。
デザインの伝統に誇りを持ち、美しさを生み出すことに身を捧げてきたエディトリアルデザイナー、
事業創出という使命をたずさえ新たな領域に挑むビジネスプロデューサー、
クライアント、クリエイティブの双方の声に耳を傾け、言葉を語る営業担当者、
読者のハートに飛び込むページを紡ぐ編集者、
さまざまな思いを持ち異なる役割を担う方が集まり、新しい会社に込める魂、
そして、それを語る言葉をともに紡ぎ上げていく、そんな熱い3か月を過ごしました。
いろんな言葉が集まってでき上がった言葉が、ピークスの社会的価値を定義したミッション
「Design the GOOD LIFE あなただけの人生に、豊かなストーリーを」。
デザイナーの方々がつくったいろいろなフォントタイプでできたポスター(さすが!)とともに、
社内にお披露目するイベントRe START UP DAYが開催されました。
次は、全社員を対象としたのワークショップ「PEACS グッドライフストーリージャーニー」へ。
第二創業期にあたり、ひとりひとり色んな情熱と、不安と、よろこびと、辛さと、
単純に言葉にするのにはむずかしい繊細な感覚や体験があり、
そんなメンバーが、いちどに新しい方向へ前向きに進んでいくことは簡単なことではありません。
時には私自身が涙がこみ上げそうになることも何度かありました。
仕事と仲間、あるいは自分のチョイスに妥協なく向かい合う姿をたくさん拝見しました。
「変化に直面したひとりひとりの声に居場所をつくる、耳を傾ける」
そんな場をともにつくって下さった社内コミュニケーション担当の十河日佳里さん、
役員の白土学さんには、心からの感謝とともに、
引き続き、根気強く変化への取り組みを進める姿に尊敬しかありません。
そして、新しいコンテンツを、どんどんと生み出している
ピークス株式会社さんの活躍が眩しく、これからの変容がますます楽しみです!
撮影日:2018年6月某日