2019年秋、2018年夏にマイホームづくりのはじまりにあたって、
ワークショップをさせて頂いた施主さんご夫妻と建築家である津布久遊さん・砂田正太さんの
建築がついに完成しました。
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そんな区切りのタイミングに、施主さんと建築家さんで、
最後を締めくくるワークショップを行いました。
「挑む」のキーワードで始まったマイホームづくりがようやく終ろうとしていました。
はじまりのワークショップでは、地域の図書館を借りた会場でしたが、
おわりのワークショップは、1年のときを経て出来上がった、マイホームが会場です。
施主ご夫妻と建築家2人の想いとこだわりがつまった建物は、
どこを見ても、「世界のうつくしさを、暮らしを大切に過ごしたい」という願いが
聴こえてくるかのような、美しい空間でした。
当日は建築写真を担当した平柳智子さんにも入っていただき、
ワークショップの様子を撮影いただきました。
どんな想いや願いを込めて、このカタチに仕上げたのか、
この空間のどこに、自分にとっての" 好き "があるのか
1年というプロセスがどんな時間であったのか、
施主さんと建築家さん、ひとりひとりシェアし合います。
1年前は、これからはじまる時間、一大プロジェクトに対して、
不安と期待でドキドキしたような面持ちだったように感じていましたが、
1年後の時を経て、ついに出来上がった空間で
ひとりひとりにとってのこれまでの1年、
そして、これからの時間についてシェアする皆さんの表情は、
なんともおだやかでうつくしいものでした。
つい「仕事」という場面になるとサービスを提供する側と、される側にわかれてしまい、
もの別れに終わってしまうこともありますが、
お仕事をたくす施主さんと、お仕事を務める建築家さんという役割をそれぞれ全うすることと、
そのお仕事を通して深いところを分かち合うことが可能なのだ、と
私のハートにも、希望のともしびを頂いたような時間でした。